理容室やバーバーがオプションメニューをお客様に受けてもらう3つの技術

オプションメニューに力を入れている理容室・バーバーも多いと思いますが、しかしなかなかオプションメニューを受けてもらえる苦労しているかもしれません。

前回、理容室・バーバーでオプションメニューを受けてもらいにくい理由についてお話しました。

理容室でオプションメニューを受けてもらいにくい理由を分析する

今回はその理由に基づいたアクションについてお話しようと思います。

お店側はどのようなアクションをすることで、オプションメニュー利用率を上げることが出来るのでしょうか?

前提となる考え方

オプションメニュー利用率を上げるアクションの根っこには、ある共通の考え方があります。

それは「男心をくすぐるためには」という考え方です。

男性の多くには、ある種のプライドがあります。ある種の美学があります。

それに乗っていないと行動したくないという男性が多いのが現状です。

そのプライドや美学に関しては前回の記事でお話しましたが、この2つに基づいたアクションであるかどうかは、常に見極める必要があります。

アクション①詳しいチラシを作成する


もっとも重要なアクションは、提供するオプションメニューに関するチラシを作成することです。

ただし、このチラシの内容が重要です。そのメニューに関することを詳しく説明したチラシです。

・一目でメリットがわかるキャッチコピー
・どのような悩みの方にお勧めなのか
・なぜその悩みを解消できるのか(理屈・理論)
・そのメニューにはどんなメリットがあるのか
・そのメニューを受けて将来どんな未来が待っているのか
・そのメニューを受けた方の感想

男性は自分で納得してから行動したい・自分の意思で物事を選択したい生き物です。

「これは自分で決めたんだ!」ということにするために、提供しているオプションメニューに関する情報は出来るだけ提供することが必要です。

情報がないと人は決められません。情報を提供することで、その人自信の意思で選んだという風にすることが出来ます。

チラシはどうやって渡す?

作成したこのチラシ、どうやって渡すのが良いでしょうか?

一番気を付けることは、「無理矢理渡された!」と感じてしまわないようにすることです。

あくまで自然に渡すこと。これが重要です。無理矢理感が出ると、そもそも読んでもらえないからです。

会計の時カウンター横に置いておいて自然と渡したり、ニュースレターと一緒に渡したり。

渡す際に詳しい説明は必要ありません。一言興味をそそるような言葉を添えておきましょう。

例えば「自信メニューです」とか「これ、すごいです」とか。それ以上は必要ありません。

渡してお客様が興味を持って質問してくれたら、詳しく説明しましょう。

アクション②店内に大きなポスターを貼る


お店の雰囲気に合うのであれば、店内にそのオプションメニューを紹介するポスターを貼っておきましょう。

このポスターの役割は、お客様の興味を惹きスタッフに質問してもらうよう促すことです。

なのでこのポスターは詳しく説明するというより、とにかく興味を惹くような言葉を重視します。

・メニュー名
・一目でメリットがわかるキャッチコピー
・どんな未来が待っているのか

これぐらいで十分です。できればこの3つが目に入りやすいフォントにして、お店のどこにいても目に入るようなものにすると良いでしょう。

このポスターが目に入ったお客様が、席に座って髪を切られている途中に、「そういえばあのメニューって、どうなの?」となれば成功です。

詳しく説明しましょう。

お客様がお帰りの時に、ダメ押しにチラシを渡しておき、「自信ありです」と一言添えれば完璧です。

アクション③練られたプレゼンを磨く


そして重要なことは、お客様に聞かれた時に「どんな説明するか」です。ここで成約につなげるわけです。

大前提は、お客様に「宣伝されているな」と感じさせてはいけないこと。

そして男心をくすぐることです。

どんな内容を説明するかをスタッフ個人に任せることは酷なので、お店として「どんなことを伝えるか」「どんなトーンで伝えるか」などを決めておき、ある程度練習を重ねておいてください。

この説明で最も重視して欲しいのは、「このメニューを受けないと、どんなデメリットが将来に待っているか」を上手く伝えることです。

お子さんがいるパパさんの場合、お小遣い制の場合が多いため余計な出費を嫌がります。

お金というハードルを越えてもらったり、財布のヒモを握る奥さんを説得できるようになるための情報を提供することが、お店側の説明で必要になります。

「こんなデメリットがある」ということは、お客様の欲望を刺激します。

「こんなデメリットがあるから、このメニューをやる価値がある」ということは、奥さんを説得する材料になります。

例えば「今はいいけど、男性の多くは将来こんな風(悪いイメージ)になることが多い。こんな風になっても良い?こうならないために、このメニュー受けたいんだけど」などなど奥さんを説得できるわけです。

まとめ

理容室やバーバーがオプションメニューをお客様に受けてもらうには3つの技術がある。

それぞれの技術は、「男心をくすぐる」必要がある。

それを行なえば、売上単価は確実に上がっていく

売上を上げるため、お客様の満足度を上げるため、オプションメニューはとても有効だと考えます。

私個人も理容室のオプションメニューには助けられていますから。

オプションメニューをお客様に受けてもらうには技術が必要です。

技術は磨くことが出来ます。この技術を磨き、もっともっとオプションメニューを受けてもらいましょう。