理容室でオプションメニューを受けてもらいにくい理由を分析する

美容室に比べて、理容室やバーバーの方がオプションメニューを受けてもらいにくいようです。

なぜなら理容室やバーバーの経営者さんからの方が、「どうやってオプションメニューを受けてくれる人を増やせばいいのか」と相談が多いからです。

なぜ理容室やバーバーだと、オプションメニューを受けてもらいにくいのでしょうか?

その理由を分析してみると、「男性の性質」が強く関連しているように思います。

この理由がわかると、あなたのお店でもオプションメニューからの売上アップの参考になるはずです。

理容室でオプションメニューを受けてもらいにくい理由を細かく分析していこうと思います。

理容室・バーバーのオプションメニューとは


さて今回の記事で言う「オプションメニュー」の定義をお話しておきましょう。

これはカット・カラー・パーマなどの基本的な施術ではなく、「ヘッドスパ」「眉カット」「マッサージ系メニュー」「ネイルケア」などのことです。

基本メニューに付け加えて受けるようなメニューのことを、オプションメニューと呼びます。

理由①男性は問題意識が低い


まず理由の1つ目として、男性の多くの問題意識が、自分の身だしなみにはないことが挙げられます。

そもそも髪型・ヘアスタイルはなんでも良いと考える人も多いのが男性です。髪や頭皮のケアやまゆ毛やヒゲ、自分の爪などに問題や解決すべきことがあるとは考えていないんです。

問題意識がない・低いということは、それらを解決しようと考えていないので、オプションメニューにも興味を持つことはありません。

だからオプションメニューを受けてもらいにくい。

ということは、お店のアクションとしては「いかにお客様に問題意識を持ってもらうのか」ということになるわけです。

理由②「自分で選んだ」ということにしたい


男というのは、細かいプライドを持っていることが多いです。

例えばあるものに関して、周囲に勧められてそれを利用するとなんか悔しい。でも自分でそれを選ぶのであればOK。こんな感覚をもっている人が多いです。

つまり周囲から影響を受けずに、あくまで「自分の意思でそれをしたんだ」ということにしたいんです。

もう少し具体的にお話しましょう。

とても面白いマンガがあったとしましょう。あなたは男性友人Aにそのマンガを読んで欲しいので、どれだけそのマンガが良いのかを強く勧めました。

男性はなるほどと言いつつ「時間があったら読むよ」とだけ言い、結局読むことはありませんでした。

しかしそのマンガを無造作に置いておいて、Aの目の入るようにしておく状況を作ります。

そうすると手持無沙汰の時に、自分でそのマンガを手に取りパラパラと読み始めます。

その内容は面白いと感じたらマンガの続きを購入するでしょう。

北風と太陽の寓話のように、周りかわ言われて行動するよりも、自発的に行動したいという性質があるのが男性です。

オプションメニューでも、あくまで「お客様本人が能動的に決めた」という状況を作ることができないと、なかなか受けてもらえないわけです。

理由③最低限の出費に抑えたい


また結婚してお子さんのいる家庭だと、お父さんのひと月のお小遣いが決められており、なるべく出費を抑えたいと考える人が多いです。

なので髪の毛も「切れれば良いや」ぐらいで考えている人も多いです。

お小遣いの中でランチをやりくりしないといけないお父さんもいるぐらいですから、このように考える人が多くても不思議はありません。

お小遣いをやりくりして飲み会に参加したり、趣味に使ったりする。それがお子さんのいる男性の日常です。

この出費を抑えたいという気持ちを越えて、「お小遣いの中でこのメニューは必ず受けた方が良い」という気持ちにさせる必要があるわけです。

どうすれば良いのか?

理容室でオプションメニューを受けてもらいにくい理由がわかりました。ではどうすれば良いでしょうか?

答え自体は簡単です。それぞれの理由を解消する施策を行なえば良いわけです。

答えはシンプルですが、実際にそれを行うことは難しいでしょう。具体的にどのようなアクションをすれば良いのでしょうか?

それいついては長くなってしまいますので、また別の記事にまとめます。

ただ知っておいて欲しいことは、「理容室でオプションメニューを受けてもらいにくい理由」があり、「それを解消する施策がある」ということです。

頭や手間暇を使う必要がありますが、きちんと対策できることです。

面倒くさいなどと思わず、行動していきましょう。そうすればオプションを受けてもらいやすくなり、自然と売上がアップしていくことでしょう。