理容室・バーバーのお客様をお店のファンに変える3つのツール
最近は「ファン作り」のお話をずっとしています。
お店に対してのファンを作るには「ツール」や「ブランディング」などが重要だということまではお話しました。
ツールとブランディング、一度にお話するにはそれぞれ内容が多すぎるので、今回は理容室・バーバーにとってファン作りに有効な3つのツールについてお話しようと思います。
目次
ファン作りのためのツールとは
ファン作りのためのツールについてお話する前に、そのツールの定義についてお話します。
ファン作りのためのツールというのは、「お客様との接触回数を増やす」「お店からの情報を伝える」この2つを備えたツールになります。
今回紹介するのは3つのツールですが、この2つを満たしていれば、それはファン作りのためのツールとなりうるでしょう。
今後新しいツールや集客方法が出て来た時、「これはファンづくりに有効かな?」と気になる場合は、この2つの条件を思い出してみましょう。
ファン作りツール① ニュースレター
お店としての公式のニュースレターを作成する。そして来店したお客様にお渡しする。これは非常に有効なファン作りツールです。
お客様への施術が終わり、お会計を済ませる。お帰りの際にニュースレターを渡す。
そうするとお店から帰っても、お客様はそのニュースレターを通してお店のことを思い出していただけます。
またニュースレターに書かれている内容が、お客様にとって役立つ情報であるなら、お店への信頼も上がります。
接触回数を増やしたり、お店への信頼度を上げるために有効なのがこのニュースレターです。
ファン作りツール② LINE@
LINEは日本で8,200万人以上が利用しているスマホでのメッセージをやりとりするツールで、これは日本で一番使われているツールだと言えます。
スマホを利用している方のほとんどがLINEを使っているはずです。
LINEには、お店公式のアカウントを持つことのできる「LINE@」というものがあります。
このLINE@を導入すると、お客様へメルマガのようにメッセージを一斉に送る事が出来たり、お客様個人とのやりとりも可能です。
重要な機能は、このうちの「メッセージを一斉に送る」機能です。
今の若い人はメールを使うことが非常に減り、知人とのやりとりはほぼLINEになっています。
だからメルマガよりもLINEでメッセージを送る方が読まれる可能性が高いのです。
LINEでのメッセージ送信は、「お客様との接触回数を増やす」ことが出来ますし、「お店からの情報を伝える」ことも出来ます。
現代で若い層と接触を図るにはとても有効なツール、それがLINE@です。
ただし、LINE@を有効に使うには、お客様にお店のアカウントを登録してもらわないといけません。
それがとても大変なので、「如何にして登録数を増やすか」というのがカギになります。
ファン作りツール③ メルマガ
10年前よりは下火にはなっていますが、メルマガもまだそれなりに有効であるツールだと言えるでしょう。
40代以上の男性は、LINEとメールのどちらも利用しています。
ビジネスマンの方はビジネス系のメルマガなどにも登録していたりするので、メルマガを読む人も多いです。
そうした方向けにメルマガで情報を発信することで「お客様との接触回数を増やす」ことが出来ますし、「お店からの情報を伝える」ことも出来ます。
ただこれもLINE@と同じ様に、お客様にメルマガ登録をしていただかないといけません。そしてそれがネックになります。
登録数を増やす施策さえあれば、メルマガで情報を伝えていくのが良いでしょう。
ツールのおススメ度
ではこの3つのファン作りツールをどのように運用していけば良いでしょうか?
理容室・バーバーの運営はかなり忙しいです。接客・施術・品出しや補充・宣伝・経理・スタッフ研修 etc 多くの仕事があります。
だからツールすべてを使うのではなく、1つか2つに限定するのが良いでしょう。
一番おススメなのはニュースレター。作成するのは大変でしょうが、紙という物として渡すことが出来るのは非常に効果的です。
物として手元にあると、メルマガやLINE@の文章だけよりも愛着が生まれますし、頭に情報が入ってきやすさも違います。
デザインや内容が良く出来ているニュースレターの場合が、毎月家で保存してくれるお客様も出てきます。
次におススメなのが、LINE@です。利用している人の多さは大きなメリットで、LINE@への登録の話をお客様にしやすいでしょう。
ただツール導入で最も重要なことは、「継続できるかどうか」です。
運用が大変で継続して利用することが難しいのであれば、そのツールの利用は差し控えた方が良いでしょう。
まとめ
ツールの種類には「ニュースレター」「LINE@」「メルマガ」の3つがある。
それぞれ性質が違うので、自分で継続して運用できるかを考えて利用するのが良い。
理容室・バーバーは、競合店とのお客様の取り合いになります。
ファンを増やすための施策は必ず行っていた方が良いと思います。そのためにツールがあります。
ツールの使い方は本屋に書籍が置いてありますし、ネット上にも情報があります。まずは読んでみて、一度使ってみて、感覚を知ってみてください。
当ブログでも、ファン作りツールでどんな情報を発信するのが効果的かなどをまとめようと思います。
ツールの紹介が出来ましたので、次回はブランディングについてお話します。
理容室・バーバーにとってのブランディングというのは、どのようなものでしょうか。