レディースシェービングが強みになる理容室・バーバーの4つの条件
前回、「理容室・バーバーにはレディースシェービングは向いていない」というお話をしました。
ただ一部のお店には、レディースシェービングが強みになりえるとは思っています。
レディースシェービングが強みになるお店には、4つの条件があります。
今回はその4つの条件についてお話しましょう。
目次
条件① ファミリーサロンである
まず最初の条件として、あなたの理容室・バーバーがファミリーサロンであることが挙げられます。
ファミリーサロンということは、男性だけでなく女性もキッズも受け入ているお店ということです。
つまり、「お店に女性が来ることが当たり前」という場所であるということです。
男性ばかりが来るお店に、女性が行くというのは非常に高いハードルです。
これは逆にすれば深く理解できるはず。あなたが女性中心のお店に行くとするなら・・・ かなりの勇気が必要でしょう。
「行くのが恥ずかしい」「女性だけの中に男1人だけになるのかな・・・」様々な懸念や感情を乗り越えないと、行くことはできません。
ファミリーサロンであることで、女性でも気軽に行ける理容室になります。
だからファミリーサロンであることは、とても重要な条件になります。
条件② 女性スタッフがいる
女性スタッフがいて、女性スタッフがシェービングすることも非常に重要な条件になります。
男性に施術をされることに抵抗がある女性は一定数います。
レディースシェービングは男性に肌を触れられる可能性があるわけですから、初めての施術で男性に触れられることに抵抗があるのも理解できるでしょう。
そもそも人に触れられることに抵抗がある人だって一定数います。であれば、出来れば同性による施術が良いと考えるのも納得です。
またもしブライダル用のシェービングだったら、背中などを直に見せる必要が出てきます。男性に見せるの抵抗ありますよね?
なるべく女性のお客様に安心していただくため、女性スタッフを常駐させておくことは条件になります。
条件③ 個室がある
男性にとってはシェーブされている姿を他の人に見られるのは抵抗がありませんが、女性にとっては恥ずかしく感じてしまうことです。
信頼しているパートナーにさえ、自分がシェービングされているところを見られたくない女性もいるほどです。
だから個室の施術室があることも、レディースシェービングを強みにするための条件になります。
できれば完全個室が良いですが、最低限半個室を用意しましょう。
整骨院や病院の診察室にあるような、カーテンで仕切るようなものはおススメしません。
個室であることの安心感と、カーテン仕切りの不安感は天と地の差があります。
カーテン仕切りは、「あくまでひとつながりだけど、ここを隠しているだけ」という感覚です。その状態でシェービングを受けることすら恥ずかしいと思わせてしまいます。
人に見られる安心して受けられる環境のための個室。これもとても重要な条件になります。
条件④ 女性向けの様々メニューがある
そして何より重要なことは、レディースシェービング以外にも、女性向けのメニューがあることです。
単発でレディースシェービングだけを受けてもらっても、お店には得になりません。それを入り口に、定期的に施術を受けにきたくなるメニューを導入しておくことで、売上アップにつながります。
例えばフェイシャルエステ。初めはレディースシェービングで女性のお客様に来てもらい、「次はフェイシャルも一緒に受けてみませんか?」と繋げることが出来ます。
ネイリストなどをスタッフに入れておくのも良いでしょう。美容院ではネイル併設もありますが、理容室でなら、「シェービング」「エステ」「ネイル」などの総合的な提案をすることが出来ます。
女性向けの様々メニューがあるということは、女性のお客様にとって「レディースシェービング以外にも行く目的がある」ということです。
1つのメニューだけだと動機としては弱くても、2つ3つあると「1回行ってみようかな」という意欲に変わるんです。
レディースシェービングが強みになる条件まとめ
条件② 女性スタッフがいる
条件③ 個室がある
条件④ 女性向けの様々メニューがある
女性にとって行きやすい環境であり、様々な女性向けのメニューが受けられるお店なら、レディースシェービングが強みになる
さて、もしあなたの理容室・バーバーがこのような条件を満たしているけれども、なかなかレディースシェービングの女性のお客様が増えず悩んでいたら、どうすれば良いでしょうか?
それは宣伝・PRが失敗しています。
逆に言えば、宣伝・PRさえ改善すれば、そのようなお客様を増やすことが出来ます。
ではどんな風に宣伝・PRをすると、理容室・バーバーにレディースシェービングのお客様を増やすことが出来るのでしょうか?
それは次回に詳しくお話しましょう。