理容室が「売上を上げたい!」と思った時に立ち返るべき方程式

売上をアップしたい。これはお店を経営するオーナーにとって常に考える望みであり、不安です。

理容室やバーバーでもそれは同じこと。どうすれば売上をより高くすることが出来るのでしょうか。

売上を上げるために行うべきアクションは、どうやって考えるべきでしょうか?

それらを考える時に立ち返るべき、ある方程式があります。

その方程式がどんなもので、どのように売り上げアップに活用すれば良いのかについて、今回はお話致します。

理容室・バーバーが立ち返るべき方程式とは


月の売上というのは、次のような計算の結果わかります。

■その月のお客様の数 × お客様の平均単価

売上を上げたい時に、多くの人はこの計算式の前部分である「お客様の数」に注目して、それを増やすために何をすれば良いのか考え始めます。

確かにそれも1つではありますが、不十分です。なぜならもう少し細かく因数分解してこの計算式を考えないといけないからです。

正確な計算式は次のようになります。

■その月のお客様の数 ×(施術の平均単価+物販の平均単価)

お客様の平均単価の内訳は、「施術の平均単価+物販の平均単価」です。

ここまで細かく考えると、お客様の数を増やすだけでなく、施術の単価をどう上げるのか、物販をどう増やすのかも売上アップに繋げるために非常に重要であることがわかります。

これが、売上アップを考える時に理容室・バーバーが立ち返るべき方程式です。

方程式をどう活用するか?


ではこの方程式をどう活用すれば良いのでしょうか?

アクションを洗い出す

まずはこの方程式の各項目に当てはまるアクションを書き出してみましょう。

■その月のお客様の数を増やすために
-新規獲得のための宣伝
-リピート率を上げる施策
-通ってもらう頻度を短くする施策
■施術の平均単価を上げるために
-カットなどの基本メニューの単価をあげる
-オプションメニューを利用してもらう率を上げる
■物販単価を上げるために
-何も買わない人に、1つ何かを買ってもらう
-物販購入している人に、より多く買ってもらう

どのアクションが不足しているか分析する


このようにアクションを洗い出したら、次は今の自分の店に足りていないアクションはどれかを考えてみましょう。

例えば・・・

今の毎月のお客様の数は、受け入れ限界に近いのでこれ以上に増やすのは現実的ではない。だから施術の平均単価を上げるか、物販を増やすかの2つに絞られる。

お客様の半分はヘッドスパなどのオプションも受けてもらえているが、商品を買っていく人が少ない。

だから今は物販を増やす施策を行うのが効果的かもしれない。

このように、必要なアクション・施策を決めていきます。

施策の実施

必要なアクション・施策が決まったら、それを実施するだけです。

あなたが実施するのか、スタッフが実施するのか、実施するためにどんなスキルが必要なのか、そのための研修は受けるべきか、外注にするべきか。

予算と能力を客観的に見て、1つ1つを確実に実施していきましょう。

まとめ

理容室・バーバーには売上計算の方程式がある

その方程式の各項目ごとに行えるアクションがある

それぞれのアクションで今の自分のお店に不足しているものを導入する

売り上げをアップするために、お客様の数を増やすことも重要ですが、それ以外の要因もあります。

自分のお店の問題を把握して、自店に合った施策を行えるようになるための必要なのが、この方程式です。

困ったときにこの方程式に立ち返って、より良い経営を作り上げていきましょう。

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