理容室・バーバーがファン作りのために発信すべき5種類の情報
理容室やバーバーの経営者が、ニュースレターを作って見たりLINE@を使ってみたりしても、1回2回で終わってしまうことが多いです。
この理由を聞くと、「どんな情報を載せれば良いのかわからない」という声が圧倒的に多いです。
何を伝えたら良いかわからない、だからファン作りツールを継続して使えない、だからお店にファンがつかない。
この悪循環を突破して、継続してファン作りをするために、理容室やバーバーはどんな情報をお客様に発信していくべきなのかを今回はご紹介します。
目次
情報発信の方向性
情報の種類についてお話する前に、どんな方向性の情報を発信するべきか、その指針についてお話します。
情報の方向性は2つ。
①お客様の生活にとって役に立つ情報
②お店に親しみを感じることが出来る情報
この2つの方向性を知っておくと、「この情報は発信しても良いかな」と自分で判断しやすいでしょう。
発信すべき情報① ならでは情報
最も発信すべき情報は、理容室・バーバーだから伝えることができる情報。理容室・バーバー「ならでは」の情報。
つまり髪や頭皮などに関する情報です。
髪や頭皮をケアする習慣のあるお客様は、皆さんが想像するより少ないです。なので髪のこと・頭皮のことをそもそも知らない人が多いんです。
そんなお客様のために、「髪や頭皮をケアしないことのリスク」「どんな風にケアするのが良いのか」「シャンプーの選び方」「整髪料の品評」などなど。
皆さんにとっては日常的な情報、常識かもしれませんが、お客様にとってはそうではありません。
その情報をわかりやすく伝えていくことで、お店に対する信頼はグンと上がっていくでしょう。
発信すべき情報② スタイル紹介
理容室・バーバーは髪を切る場所ですから、「自店で作ったヘアスタイル」を紹介するのもとても効果的です。
出来上がったスタイルを紹介するのも良いですが、ビフォーのスタイルと合わせて紹介するのが、人に読んでもらうコツです。
また紹介するときに、「どんな髪質なのか」「どんな頭の形なのか」「カットで気を付けること」「なぜこのスタイルを勧めたのか」etcを詳しく書くことで、「この髪型、自分も似合うかな」とイメージしやすくできます。
ヘアスタイルを紹介することで、お客様に新たな選択肢を提案する。その提案がお客様を変える。結果お客様からお店への信頼が増すことでしょう。
発信すべき情報③ スタッフやお店のプライベート情報
スタッフの趣味や最近のアクティビティ、お店全体でやったこと(お店での旅行や歓迎会や新人紹介 etc)の情報を発信することで、お客様とお店との距離感を近づけることが出来ます。
お客様からお店へ親密感を感じていただけるようになります。
この情報は、できれば読み物として面白いものになるように意識しましょう。
読み物として面白いというのは、具体的には次の様な文章です。
サスペンス映画だったのですが、犯人が意外でびっくり。ミステリーは好きでたくさん見て来たのに、完全に騙されました。子次点的に暫定今年ナンバーワン映画です。
理容室・バーバーのスタッフさんは、NG例の様に単語や短文で終わらせてしまうことが多いのですが、OK例のように言葉を尽くして話すことで、読んでいて面白い文章になります。
発信すべき情報④ クーポン情報
一番読まれる情報は、クーポン情報です。毎回クーポンを載せる必要はありませんが、載せたいクーポンがあるならドンドン載せていきましょう。
ファン作りのための情報というのは、一度はお店に来た事があるお客様に伝える情報です。
なので新規のためのクーポンではなく、既存のお客様に魅力を感じてもらえるクーポンがベターです。
もしくは、「平日の日中を埋めたい」などの目的がある場合は、そのためのクーポンを設定するのも良いでしょう。
また受けて欲しいメニューがあれば、そのメニューのクーポンを設定しましょう。ヘッドスパを受ける人が少ないので、まずは1回ヘッドスパを試して欲しいので、クーポンを設定する etc
目的別にクーポンを考えるのが、ファン作りには有効です。
発信すべき情報⑤ お店からのお知らせ
お店から伝えないといけないお知らせがあるなら、遠慮せずどんどん載せましょう。
臨時休業のお知らせ、営業時間変更のお知らせ、年末年始のお知らせ etc
どのように情報を組み合わせるのが良いのか
今回紹介した情報に関して、各情報をどれくらいの割合で伝えていくのが良いでしょうか?
実はこの情報の割合はとても重要です。
情報の割合の目安として
③:3割
④・⑤:紙面に応じて
これくらいの割合を目安にして、ニュースレターやLINE@で情報を発信していくのがおススメです。
どうしても③スタッフやお店のプライベート情報を多く載せてしまいがちですが、これをやりすぎると、まだ関係が出来ていないお客様には「別に読まなくていいや」と思われてしまいます。
なぜなら役に立つ情報ではないから。
役立つ情報で信頼度を上げつつ、親密度を上げるためにプライベート情報を伝える。このバランスが重要です。
発信すべき情報まとめ
-それぞれの情報を組み合わせる割合も重要
-基本は「お客様に役立つ情報」である
どんな情報をお客様に伝えるべきかわからない人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
ただお店でなかなか情報発信出来ない、発信するべき情報を作れないという悩みも出てくるでしょう。
そういう時は、情報発信を外注する。情報発信の技術を専門家に教えてもらうことも選択肢として考えることをおススメします。
情報発信をしてファン作りをすることは、それだけの価値があることですから。